豊島石とは
豊島石は瀬戸内海に浮かぶ豊島で採掘される石材です。当店では、豊島石の採掘並びに加工を、現在も行っております。
豊島石の特徴
豊島石は、角レキ凝灰岩と呼ばれる石質です。お墓などによく利用される御影石と呼ばれる花崗岩に比べて、加工がしやすいため、以前より石灯籠などに重用されてきました。優良な石材が採掘されている豊島は、以前より石材業の盛んな島でした。
豊島石の原石
豊島石とひと言でいっても、色合いなどによって、いくつかの種類に分けていました。御影石と呼ばれる花崗岩にはない、柔らかく温かみのある風合いが素敵な特徴です。
豊島石の制作・作品事例
角レキ凝灰岩と呼ばれる石質は、一般的な御影石よりも「粘り」があり、細やかな加工に適しています。そのため、このような灯籠や石造、そして現在では、建築用の室内外の石材などにも、瀬戸内の地元の希少な石材として、珍重、愛されています。
豊島の一棟貸しの宿「ウミトタ」には豊島石が多く使われています。
【ウミトタ入口(豊島家浦)】
朝日新聞の高松支局の方が豊島石の取材に来られました!!
退職した職人の方に来ていただき、昔の採掘や加工の話を取材されていました。初めて耳にする話もあり、とても興味深かったです。豊島の多くの方が石に関わってきた話を聞いて、改めて石の島なんだと感じました。
(朝日新聞の香川版2021年6月9日付けの朝刊に掲載されました)
玉野市内でも山の村墓地には、豊島石で作ったお墓が苔むしてあちこち欠けた状態で残っているのを見かけたことがあります。記事にもありますが、昔はこうだったなぁ~ではなく、豊島石の新しい使い方も見つけ出していきたいと思いました。
その一つがピザ窯の試作です。
これからも石を始めとして、人・地域に関わることで、上口石材も1歩づつ進んで行きたいと思います。
朝日新聞デジタル版に掲載された記事はこちらです。
石燈籠やウミトタのキッチン・リビングの写真も掲載されています。是非ご覧ください。↓
「石の島」唯一の石材会社 文化財、陰で支える豊島石
豊島石の石材について、また、ご希望の加工などがございましたら、採掘元であり、加工元でもある当社へ、まずはお気軽にご相談をください。